臓器移植の問題
普通、臓器移植というと、死んだ人の体から臓器を取り出して、患者に移植すると考えます。
意識が無いから、あるいは痛みや不快を感じないからと言って、臓器移植の問題を軽々しく片付けてはいけません。
しかし実際には臓器移植というのは、そうしたものではなく、死体から取り出した臓器は、移植には使えないのです。
少しの勇気で救われる人がいる、あるいは、移植した人の体の中で生き続けると言う言葉で、臓器移植は美化されています。
実際、脳死臓器摘出の実態は周知されていないのが現実で、そうしたことが、臓器移植の問題をより大きくしています。
つまり、どうせ死ぬのだからと臓器移植について、安易に考えてはダメだということです。