寂しい気持ちと侘しい気持ち
逆に寂しいというのは、侘しいとは違い、時間の経過によって劣化した様子を指し、人がいなくなって静かな状態を表しています。
これは、日本人にはなんとなく解かる感覚ですが、寂しいと侘しいには、明確な線引きはないと言っていいでしょう。
また、寂しいと侘しいは、どの部分が共通しているのか、正しい使い方はどんな場合に使用するかがよくわかりません。
京都の古いお寺を訪れたとすると、何となく、寂しいと侘しい、の違いがわかるかもしれません。
寂しいと違って、侘しいはどんな時に表現するかというと、簡素な様子、立派な状態に対する劣った状態、粗末な様子を指します。
いずれにせよ、寂しいも侘しいも、感覚的な表現を文字にしたわけにすぎず、比較するのは難しい面があります。