延命治療と胃ろう
つまり、延命治療の胃ろうを続けると、悲惨な姿になってしまうわけで、そこが大きな問題になっています。
これは、患者への負担が少ないことから延命治療の胃ろうをする人は、かなりの数がいます。
本人、家族、そして医療現場、この3つが、それぞれの立場で延命治療の胃ろうを考えていくと、実に難しい局面に立たされます。
延命治療の胃ろうは、一度始めると、亡くなるまで続けるというものなので、途中で止めるというのは、できかねます。
そうしたことから、延命治療の胃ろうの問題は、大きな波紋を投げかけているのです。
そして、実際の延命治療の胃ろうの効果ですが、3年以上生きている人が実に3割もいるというデータが報告されています。
この延命治療の胃ろうというのは、お腹に小さな穴をあけて、そこにチューブを通して、胃に栄養を送り込んでいくという処置になります。